コーエーより1997年に発売された、三国志演義を題材にした対戦格闘ゲーム。後に、三国無双の要素を一部引き継いだ『真・三国無双』が登場して以来、続編や麻雀・エンパイアーズ・猛将伝などが登場し大人気シリーズとなります。これにより、1対1の対戦格闘から1体多数のアクションゲームへと変化しました。内容は三国志演技をベースにしている為、史実ファンには不満が残るかもしれません。しかし、実現出来なかった対決や合戦、そして自分の好きな武将を動かす事で、不満以上に楽しめる内容と言えます。
名前は聞いた事があるけど、詳しくは知らない方も多いでしょう。簡単に言うと、2〜3世紀の中国を舞台とした話で魏・蜀・呉と言う3国を題材にしたものです。天下は3つに分けられ、3000人近くにのぼる多くの魅力的な人物が登場し、各々の国を天下統一に導く為に様々な人間関係や合戦を繰り広げます。長編の物が多いので読むのは大変ですが、非常に面白い話です。
三国志とは、陳寿が三国時代(233〜297年)の時代について記録した歴史書を指します。一方、三国志演義は三国志などの歴史書を人々に受け入れやすくする為に、フィクションを組み入れて作り上げた物と言えます。参考にはしているものの、歴史的事実として受け取る事は正しくないのです。正史(史実)と演義の混合を避ける為に区別をつけていますが、実際は三国志の正史は存在しないので正しい表現とは言えません。
通常、一般的に知られている三国志は三国志演義の方である事が多いです。何故ならば、沢山の作者によって三国志シリーズが存在しますが、殆どが演技をベースにしている事が多いからです。三国志ファンに有名な横山光輝の漫画も、三國無双シリーズ同様に演技を元にしています。正史と演義、双方の違いに興味がある方は是非両方読み比べてみる事を薦めます。
魏・蜀・呉+αの国の中からプレイヤーとなるキャラを選びます。選ぶキャラクターによって話は異なりますが、戦いに勝ち抜いて自軍を天下統一へと導くのが目的です。いくつかのステージが存在し、プレイヤーは1人の武将として、敵兵を倒して勝利していかなくてはなりません。基本的には味方総大将が倒されるとゲームオーバーになるので、先行して敵を倒して味方を守りながら行動する必要があります。武将となるプレイヤーを強化し、上手く行動させる事が勝利の鍵を握ります。
本作である三国無双以外にも、三國無双と付くソフトは多数登場しています。次からは、それらがどう言ったソフトなのか簡単にご紹介します。
2〜4まで発売中、三国無双のオマケ的ソフト。武将固有のシナリオや、プレイヤーを選んで他の武将を仲間にして建国を目指す「修羅モード」、そしてオリジナルキャラクターで好きな武将に仕官する「立志モード」などが楽しめます。修羅モードは3から、立志モードは4から登場。易しいよりも更に簡単な「入門」が選択可能なので、本作で苦労した人には嬉しい作り。「無双モード」は本作が無いとプレイ不可能なのが難点、いちいちディスクを交換する手間も少々面倒です。ただし、条件を満たしていなくても隠しキャラクターだけでなく全キャラクターが使用可能なのが良い。
3と4のみ登場、「争覇モード」と言うプレイヤー自身が君主となって天下を取ると言う戦略シミュレーションゲーム的要素が含まれたもの。合戦時は通常通りのアクションゲーム、陣営に関係なく好きなキャラクター3人選んでスタート出来ます。観賞モードでキャラクターのアクションを見る事も可能。無双モードなどは存在していない為、初めて無双シリーズをプレイする人にはオススメ出来ません。
今までとは全く異なり、登場するキャラクターと麻雀で対戦するゲーム。魏伝・呉伝・蜀伝3つのシナリオが用意されており、それぞれの勢力武将とドラマパート式に会話を進めて対戦する「無双闘牌」、そして自由にキャラクターを選んで対戦する「自由対局モード」などがあります。三国無双のストーリーよりも、キャラクターとのやり取りや麻雀を楽しみたい人向け。ただ、全く麻雀が知らない人には辛いので、少し勉強してからの方が良いかもしれません。
2006年の秋から正式サービス開始される予定。ヤフーBB利用者のみプレイ可能、数千人のプレイヤーがオリジナルキャラクターを作って合戦に登場するMMORPG的要素を含んだアクションゲーム。オンラインゲームの問題である、チートやサーバー落ちなどの問題にどう対処するかが気になります。
プレイヤーキャラ48人全員を紹介する事は出来ませんが、主要人物を数人ご紹介します。
字は孟徳、「乱世の奸雄」と称された人物。文武に優れて冷静な判断で、大国・魏を築き上げて王となる。身分を問わず、優れた人物を集める。
字は元譲、魏の武将にして曹操の従兄弟。戦いの最中に矢を左目に受けて以来独眼となる、その際に父母から貰ったものと矢に刺さった目玉を食べた強者。従兄弟である曹操に絶大の信頼を寄せ、片腕として活躍する。曹操が亡くなった1ヵ月後、彼の後を追う様に亡くなる。
字は仲達、曹操に仕えながらも覇権を狙う野心家な軍師。その事に後の主君となる曹丕は気づいているが、才能や知略を認めて互いに利用しあっている節が見られる。
字は公瑾、主君であった孫策の義兄弟で容姿端麗だった事から「美周朗」と呼ばれる。孫策が亡くなると、その弟である若き君主の孫権を支える。赤壁の戦いでは水軍を指揮して、魏の大軍勢を相手に勝利へと導いた。
字は仲謀、孫堅の息子にして孫策の弟。19歳の時に父や兄の跡を引き継ぎ、国に尽力を尽くす。曹操にも「孫権の様な息子が欲しい」などと言われる才能の持ち主だが、一方で激情家の一面を持つ。どちらかと言うと、戦いよりも守りが得意なタイプ。
字は伯言、孫策の娘婿にして後に大都督となって国を支える。関羽撃破を皮切りに、メキメキと頭角を表す。冷静さを失った劉備の大群を、策を用いて破った。
字は玄徳、元はむしろを売って生計を売って生活をしていたが、漢王朝再興と言う大儀の元に戦場へと赴く。義兄弟の関羽・張飛と共に各地を転戦して蜀の地を得て初代皇帝となる。民や部下を大事にし、自然と人を惹き付ける魅力の持ち主。
字は雲長、五虎将軍の筆頭にして軍神と讃えられる義理堅く武に優れた人物。劉備・長飛とは義兄弟の契りを交わしており、深い信頼で結ばれています。「美髯公」と言う通称でも知られる。しかし、義理堅さが災いして恩を受けた曹操を見逃してしまう。
字は孔明、臥龍と称される軍師にして蜀の丞相。三顧の礼儀に答えて劉備に従い、水魚の関係と称されるほど深く信頼される。外交・内攻様々な面で活躍し、蜀の建国に大きく貢献。劉備や五虎将軍亡き後も国を支える為に尽力しますが・・・。
通常の無双モードと異なり、フリーモードでは敵の陣営や参加するはずの無い戦いに参戦する事が可能です。敵であったキャラクターと共闘したり、逆に味方だった相手と戦う事が出来ます。
アクションが苦手な人は易しい、自信がある人は修羅などプレイヤーのレベルに合わせた難易度調節が可能。慣れてきたら難易度を上げて楽しむ事も可能です。ただし、難易度が低い分アイテムの質も下がる点に注意。
1対多数がコンセプトですので、プレイヤーだけで数百数千と言う敵を倒す事も可能です。複数の敵を倒す爽快感が、三国無双の最大の魅力です。
アイテムを獲る事で武将を強化したり、強力な装備や武器を集める事が出来ます。特に、最強武器は入手が困難な場合が多いのでやり応えがあります。
三国無双4では、プレイヤーキャラクターは総勢48人存在します。諸葛孔明や関羽・曹操・劉備・孫権と言った有名キャラクターが勢揃しており、その分だけ様々なストーリーや戦いを楽しめます。プレイヤー以外のキャラクターにも、三国志ではお馴染みのキャラクターが多数登場しており、三国志ファンには嬉しい点となっています。ただし、最初から全員使用出来る訳ではなく「〜の国の武将を何人クリア」や「〜を使用してクリア」など条件を満たして出せるキャラクターも多いです。中には、「そのキャラクター以外全員クリア」と言う過酷な条件で出現するキャラも。
最大の長所であり欠点、その為に三国無双を毛嫌いする人もいるでしょう。演義を元にしているので異なって当然ですが、それでもかなりの矛盾点もありますので原作に詳しい人は首を傾げてしまう事も多いです。
これはある意味↑と同じ事と言えますが、三国志のキャラクター像と全く異なる印象を受けるキャラクターも存在します。正史や演義でのキャラクター像を抱いている人だと、そのキャラクターをゲーム中で見るとショックを受ける人もいます。まあ、これは三国無双に限らず原作があるものを題材にすれば必ず発生する問題です。あくまで「ゲーム」と割り切れない人には辛いかもしれません。
キャラクターによって、ストーリーや合戦は違っても同じ事をしているには変わり無いので、飽きっぽい人はすぐに投げ出してしまうかもしれません。また、シリーズ通してプレイしている人にはマンネリ気味になる可能性も。
初めて三国無双シリーズをプレイする人は、これだけ発売しているのでどれから手をつければ良いか悩んでしまうかもしれません。基本的には猛将伝やエンパイアーズの方が安価ですが、やはり本編である方から入った方が色々理解しやすいと思います。中でも2と4の評価が高いので、このどちらかをオススメします。キャラクターの数で判断するなら4が良いでしょう、今なら大分安く売られていますしね。4なら分岐も無いのであまり苦労しませんが、何かあれば攻略サイトも多いので探してみれば解決出来るでしょう。